京都文教大学

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当社が考える「実習で大切な3ポイント」
その1 実習生の希望(進路や専門の学び等)に添った実習内容で構成する
その2 学内だけでなく学外の社会人(大人)との交流の機会を設ける
その3 インターンシップの修了が目的でなく、今後の学生生活や、卒業後の進路に向けてのあくまで「きっかけ」を提供する
2021年度実習スケジュール
  主な業務内容 備考(利用したツール、特徴的なことetc.)
第1日目 オリエンテーション(プログラム・業務説明)、学長や職員対話・取材、「価値観」発見グループワーク 初日に学長と話す機会を設定。カードソート「work value」を実施し、仕事における価値観をあぶり出し、また実習生同士の距離感を縮める
第2日目 (在宅ワーク)職員対話、仕事や就職に関するオンラインセミナー受講とレポート作成 Google Meetを使用して在宅ワーク。オンラインセミナー動画を視聴して短時間でパワーポイントを使ったレポート作成(最終日の発表を意識したパソコンスキルの確認)
第3日目 消防避難訓練、職員対話、図書館業務体験、中間指導 職員対象消防避難訓練にも参加。実習生の進路希望に合わせて図書館業務を体験。業務体験を踏まえてのプレゼンを課す。
第4日目 図書館業務体験・事務業務 図書館開館業務の体験のため、30分繰り上げて出退勤。
第5日目 (在宅ワーク)図書館業務プレゼンに向けた準備、三共精機株式会社様インターンシップ生との交流、就活情報サイト担当者との打合せ同席、副学長との対話 実習生同士でオンラインでプレゼン準備。同じ大学コンソーシアム京都インターンシップ実習生とオンラインで交流し、ほかの実習内容を知る。就活情報サイト営業担当者との打合せに同席し、担当者より就活に関する話や、担当者目線で大学職員との関わりを説明。1週目の振り返りの意も含めて副学長と対話。
第6日目 図書館プレゼン、就職進路課企業訪問同行し、企業を取材 最終日に全体の報告会も想定をして、職員を前に図書館実習のプレゼンを実施。宇治商工会議所会報誌作成のため企業訪問。担当者はオンラインで訪問の様子を視聴確認。帰校後、取材記事作成。
第7日目 (在宅ワーク)記事作成、職員対話、就職進路課学生面談同席、最終プレゼン準備開始 前週と同じく常時オンラインをつないで、個人作業や進捗を確認。オンラインでの学生(障害あり)進路面談に同席。インターンシップ受入担当者との対話でこれまでの振り返りと最終日に向けた確認。
第8日目 FRO事務作業、最終プレゼン準備 Excelを使用した事務作業。成果プレゼンに向けた作業。
第9日目 (在宅ワーク)キャリア関連イベントへの参加、プレゼン準備 他大学合同実施のオンラインでのキャリア系イベントを見学参加。
第10日目 プレゼン準備、活動成果プレゼン、全体振り返りワークショップ 学長を含む教職員の前で活動成果をプレゼンテーション。その後職員と「beの肩書き」というワークショップを実施しながら、2週間を振り返り。

Q.インターンシップの受入れを決めるにあたって期待していたことや、実習計画を立てる上で重視したことなどをお聞かせください。
主に他部署の職員が他大学の学生と話をする機会を得ることで、本学以外の学生の特徴を知ることを期待している。また受入の主担当となる就職進路課としては、各種プログラムを企画、実施していく上での試験的な機会となることも期待をしている。実習計画は実習生との事前打ち合わせまでにはほとんど決めない。そのため事前には内容が判然としないことで実習生には不便をかけているかもしれないが、実施する以上は実習生にとって少しでも有意義、効果あるものにしたいための方法。元々オンラインは週1回を予定していたが、週2回に増やした。結果、オンラインでのセミナー受講や本学学生が参加するインターンシップ生との交流、オンライン学生面談の機会を設定した。

Q.実習において「うまくいった」あるいは「うまくいかなかった」と思われることはどういうことですか?
その要因や対応等がありましたらあわせてお聞かせください。

今回は初めて2人という複数の実習生を受け入れた。事前にある程度の交流やコミュニケーションが取れていることを期待していたが、ほとんどその機会がなかったことが初日の午前に判明。午後から急遽価値観をあぶり出すようなワークを一緒にしてもらうことで距離が縮まった。また在宅オンラインでのワークでも常時接続はしているが、基本的に2人のやりとりに任せたことでもむしろ距離をより早めに近づいたことに奏功したと思う。またこちらの都合上、参加できないセミナーにもオンラインであることから参加、視聴しやすく代わりに受けてもらえ、報告までしてもらえた。
実習開始前からChatworkを使ってやりとりを開始したので、相互の連絡が取りやすくスムーズに実習を開始もできたし、ツールを試行する機会にもなり、実習後も適宜やり取りを交わしている。
感染拡大防止のため、企業訪問時に人数制限のため私たちが同行できず残念ではあったが、ご本人たちが意欲的に取り組んでくれて良かった。ただ、かなり詰め込んだ内容だったかもしれないので、実習生には負担をかけたかもしれない。が、これも週2日在宅であったことから負担軽減できていると良い。

Q.インターンシップ受入れによって、どのようなメリット(良い効果)がありましたか?
職員自身の業務棚卸しや、振り返りとなること。またそれに担当者が立ち会うことにより、他部署業務を知る機会や実習生への説明を通して学ぶ機会となる。
実習生のパソコンスキル、特にパワーポイントの活用スキルを知ることもできた。制作スピードやテンプレートを活用した表現スキルなどの高さを知れた。
学生向けプログラムの試験的な機会ともなったし、オンラインの活用方法を試すことができた。

Q.次年度からの受入を検討される企業・団体様に対し、メッセージをお願いします。
実習生を巻き込むことによって、結果的に実習生を「利用、活用して」これまでできなかったことや新しいことの挑戦ができます。また、多くが20代前半の学生さんたちで、価値観や考え方を知るだけでなく、パソコンや動画作成などのスキルを知る機会となります。時には企業・団体様にはいないスキルを持つ、または上回る人材にも出会う機会となり得ます。プログラムを企画し、運営し、取りまとめることは大変ではありますが、上記を理解しプログラムを計画すれば、学べる、得られることは必ずございます。

<学生の声>
・自分の大学生活史上もっとも自分の変化、成長を実感できるインターン実習となったと感じています。この実習が終えることをゴールと捉えるのではなく、今後の生活に生かしてこそだと思っているので、実行していきたいと思います。
・非常に濃い 2週間でした。 最終日には、 「就職が決まったら、是非連絡して欲しい。これも何かの縁だから」とおっしゃっていただき、 この度のご縁が続いたように感じ嬉しく思いました。 よいご報告ができるよう、この 2週間のインターンシップで得たこと、感じたことを土台として これからの就職活動に生かしていきたいです。また、実習日誌でその日その日を 言語化して 振り返る ことで、自身の感情が明確化され、 よかったと思います。負担にならない程度に、日記を続けたいです。