大津市役所

当社が考える「実習で大切な3ポイント」
その1 ほめる(尊重する)
その2 体験させる(気づかせる)
その3 柔軟に(臨機応変に対応する)
2021年度実習スケジュール
  主な業務内容 備考(利用したツール、特徴的なことetc.)
第1日目 庁内見学・接遇啓発チラシ作成   
第2日目 接遇啓発チラシ作成・庁内見学   
第3日目 課題研究のアイデア出し・課題研究資料の作成   
第4日目 課題研究資料作成・職員向け研修受付・職員向け研修見学   
第5日目 課題研究資料作成・課題研究発表   
第6日目 オリエンテーション・事前学習(Web) Webex
第7日目 栗東市と合同意見交換会・課題研究*の調べ学習(Web) Webex、Zoom(合同意見交換会)、*課題研究は2テーマを同時並行で進めた。
第8日目 中間オリエンテーション・課題研究資料作成(Web) Webex
第9日目 課題研究資料作成・職員へのインタビュー(意見交換)(Web) Webex
第10日目 課題研究資料作成・課題研究発表・振り返り(Web) Webex

Q.インターンシップの受入れを決めるにあたって期待していたことや、実習計画を立てる上で重視したことなどをお聞かせください。
大学コンソーシアム京都様にて選考面接を実施されるため、早い段階から公務への興味を持つ、優秀な学生の方に来ていただけると期待しておりました。
本市で例年実施しているインターンシップよりも長期間のプログラム(10日間)であったため、「具体的な業務に触れ、実感してもらうこと」「双方がメリットとなるような課題研究」をテーマとして計画を立てました。しかしながら、実習の最中、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言の発令により、急遽、後半の5日間についてWeb実施への切り替えを余儀なくされました。本市としても、Webによるインターンシップは初めての経験でありましたが、これを好機だと捉えて計画を練り直し、オンラインならではのプログラムを実施することができました。

Q.実習において「うまくいった」あるいは「うまくいかなかった」と思われることはどういうことですか?
その要因や対応等がありましたらあわせてお聞かせください。

オンライン実施となったことで、同時期に実習生を受け入れていた同県内の栗東市との「合同意見交換会」を実施することができました。例年のスタイルでは実現できなかったことであり、公務に興味を持つ他のインターンシップ実習生との意見交換を行えたことは、実習生だけでなく本市にとっても貴重な経験となりました。今回、オンラインツールを利用したことにより、今後のプログラムの幅が広がったことを実感しました。

Q.インターンシップ受入れによって、どのようなメリット(良い効果)がありましたか?
職員へのインタビューでは若手職員を対応させ、インタビュー形式で実習生からの質問に答えていくことで、業務を見つめ直すきっかけになったり、エンゲージメントの向上にも繋がったりするなど、職員にとっても良い刺激となりました。
また、合同意見交換会では、実習生から「オンラインでの採用説明会では、職員や職場の雰囲気が伝わりにくいので、紹介動画を作成してはどうか」という就活生目線の意見をいただき、早速取り入れたところ、参加した学生からは好評価を得ることができました。このように、学生ならではの”生の声”を聞けることも大きなメリットのひとつだと思います。

Q.次年度からの受入を検討される企業・団体様に対し、メッセージをお願いします。
インターンシップを通じて学生から得られる情報は本当にたくさんあります。中には、斬新な視点で、職員が気づかないような問題や課題を教えてくれることも数多くありました。学生ひとりから得られる情報は、何十人、何百人もの学生の想いや考えに相当すると思っています。当然、インターンシップを受け入れるための準備や運営には負担を伴いますが、得られるものがそれ以上であることは間違いありませんので、ぜひ一度、受入をご検討してみてはいかがでしょうか。

<学生の声>
今回のインターンシップ実習を通して「公務」についての理解を深めることに加え、社会人としての振舞いや、プレゼン技術や課題解決の考え方等、学生生活でも大切となるノウハウまで教えていただくことができた。特に、意見交換会で「公務」について実際に働いておられる職員の方からお話をお伺いする機会をいただけたことは、貴重な時間であったと感じる。また、職員研修に同行させていただけましたことも、市役所で働く職員の皆様が、市民の満足や大津市をよりよいものにしようということが感じることのできた貴重な時間であった。このような機会をいただけたことに感謝し、この経験を今後の学生生活、就職活動に活かしていきたいと考える。